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1型糖尿病の将来

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根治に向けて

まだ、近い将来ではないかもしれませんが、インスリンを作る細胞を再生する研究が進んでいます。


90年前まではインスリンがありませんでした。インスリンが製剤として使われるようになり、それも大量に安定して供給できるようになったのはここ数十年のことです。


私たちの一世代あるいは二世代前の皆さんは生命を維持することすら簡単ではありませんでした。そして、ここ数年で生活スタイルに合わせて使いやすいインスリン製剤が開発されてきました。


完治の治療方法も必ず見つかると希望をもち、それまで、コントロールをしながら健康に生きていきましょう。


今後の治療など

○インスリン製剤

インスリンは胃で消化されるため経口投与ができないので注射によって補います。それが患者にとっては大きな負担であり、注射によらない方法で投与できるインスリン製剤を研究開発中です。

話題となっているのは、肺から吸収するタイプや皮膚から吸収するタイプなどがあります。


○ポンプ

これは、実用化されており、皮下の間質液の糖濃度を5分ごとに持続して測定する器械(持続血糖モニター)と連動して自動的にインスリン量を調節するタイプを開発中です。

2013年現在、欧米では血糖値が70mg/dl以下になると2時間程度インスリン注入が中断するポンプも使用されています。


○自己血糖測定器

血糖測定も少量ながら血液を採取しなければならず、痛みを伴うことが患者の負担となっています。血液によらず、汗や唾液などを使って測定するものが開発中です。


○移植

インスリンを生産する膵島を移植する方法が確立され、日本においても成功し、インスリンを必要としなくなった方もいます。

課題としては、ドナーの確保、長期間移植細胞が働く、免疫抑制剤などがありますが、インスリン注射でコントロールが難しい場合の選択肢として考えられるようになってきました。


 

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