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1型糖尿病の食事

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食事

1型糖尿病は、インスリンを生産する細胞が破壊され、必要なインスリンが不足することが原因であり、食べ過ぎや運動不足が原因ではありません。


したがって、食事の量を制限したり、その内容を細かに考えることはしなくていいのです。食事はその人の生活に応じた健康的でバランスのとれた食事をすればよいのです。砂糖も摂ってはいけないと言うことはありません。


大切なことは、運動や仕事にあわせた食事量にし、それに応じてインスリン量を調節して血糖値を安定させることです。


「インスリン量を固定して、それに生活を合わせる」のではなく、

「普通の生活ができるよう、インスリン量を調節する」ことを基本とします。

(暴飲暴食や極度の運動不足を肯定しているのではありません。普通の生活をすることが前提です。)



以前は1型糖尿病患者に対しても、2型患者の方への栄養指導と同じように、1600キロカロリーを基準とし、食品交換表を用いた食事指導がされていましたが、前述の通り、病気の原因を考えればその方法はあまり意味を持ちません。


しかし、

○ 健康的でバランスのとれた食事について学習すること
○ 血糖値を急激に上げたり、ゆっくり上げるもの
○ 外食などで、食事内容に対してどれ位のインスリン量で血糖上昇をキャンセルできるのか

など食事や栄養について学習することは大切です。



新しい考え方として、カロリーではなく、食品に含まれる炭水化物量をもとにしたカーボカウントというものも出てきました。

食事で摂取する炭水化物量を計算してその量に見合った追加インスリン量(超速効型インスリン)を決める方法です。


具体的には1日インスリン量を50で割って出た値が炭水化物10gに対する追加インスリン量です。

(例えば、1日インスリン量が50単位の場合、50÷50=1となり、炭水化物10gに対して超速効型インスリンが1単位必要になります。ある食事の炭水化物量が全部で100gであれば超速効型インスリン量は10単位になります。)


参考リンク

1型の食事はごく普通に食べること
(内潟安子のいま、1型糖尿病は/1型糖尿病ガイドへリンク)


 

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